あたりまえたいそう

当たり前のことをかきます。たぶんINFP

ブランドものを買う理由

私は貧乏性なのでブランドものを買う理由がわからなかった。親も小さい頃から、高いものと安いものがあったら安いものを迷わずに選んでいたので、それがいい価値観だと信じて疑わなかった。30後半の母が珍しくブランドものの財布を父に買ってもらおうとしてとても渋っていたし買っていいのかなって悩んでいたことを覚えているし、父も3人の子供を養って上京させるくらいに稼いでいたのにカバンはボロボロだったし服もたぶんユニクロだった。その判断のおかげで子供たちは選択肢が増えた。そのことを思うと彼らの判断基準に泣けてくるし初めて心から彼らに感謝することができる。私も20後半になって、自立したので、親があんなに渋っていたブランドものを自分の記念に買おうかな、と自分の財布から検討することができる。でもまだ買ったことはない。自分なんかが買っていいのか、その値段の価値が返ってくるのか、その分大切にして活用できるのかわからなくて。貧乏性は強く兄弟たちに生き残っている。そのおかげで散財もせず全員自立して生きている。彼らの教育は結果かなり成功したと思う。

私はこんなところで意味不明な日記を書くような女になってはしまったけど。今の所は人生楽しいから成功ってことにさせてほしい。

ブランドものを買う、ということはコスパ主義じゃない。そのブランドを持っている自分、ブランドを所持しているという気持ちが自分の気持ちをアゲる。機能性が値段のぶん高いとか、耐久性がめちゃくちゃあるとかではなく、(そういう商品もあるけど)ただその商品を使っているときの居心地が安いものより良い。気持ちがいい。ほどの価値。ただ安くて大量生産のものより「練られている」「配慮やこだわりを感じる」ものが多い。

一番安いものを避けて2番目くらいに安いもの、普段の自分よりもちょっと高いものを買ったあとそう思う。あ〜買っちまったよ、と思いつつそのものはやはり何回見てもこの品物はいいなぁ。と思える価値がある。

その価値を受け取るには生活の余裕が必要だ。生活の余裕がなければ、叩いて買ったブランドものを見る度にこの品物を値段ぶん使いこなせているんだろうか?この品物は私に似合っているだろうか?勿体なくて汚したくないから使えない。食べたらなくなってしまうから食べられない。となりかねない。

高いものを買うときに自分に合っているかも重要だ。例えば私は猫を飼っているので、いくら好きなブランドの服でも、毛がつきやすくて取れない生地の服は手入れがしづらくて繰り返し着ることができなくて手放すことになる。背が小さいので、いくら良い靴でも履きこなせなればただの飾りや苦痛の靴になるし、素晴らしいデザインの服でも自分が着たらスタイルを活かせないことも多々ある。調査不足で失敗したとき、こんな高いもの買わなければよかった!だから安いもののほうが失敗しても後悔しない。と思ったりする。実際は調査不足の方が問題なのだが。高いものを買うときには自分か使えるのかどうかの調査もかなり必要なのだ。

 

だから高いブランドものにはそれなりに価値があると思う。まだ買ったことないけど。ブランドの研究の書籍とか読みた〜い。いくらまでがブランド価値の範疇で、いくら以上はそもそも富裕層向けでブランド価値が高騰しすぎているのかとか。(Diorとかそういうの)